PORTFOLIO | イタリアの記憶

「フィレンツェのジュエリーとは」

どこを見ても細やかな装飾で埋め尽くされていること。それが、フィレンツェスタイルのジュエリーが持つ最大の魅力であり、圧倒的な美しさです。
制作の基本となるのは、まずは糸鋸を使って手作業で地金を丁寧に抜いていく透かし技法です。そして、透かしのない部分には石留めを施し、さらに枠へと繊細な洋彫りをあしらっていきます。
現代では空気圧を利用した機械彫りがスタンダードになりつつあり、日本古来の「和彫り」はタガネとハンマーを使って彫り進めます。それに対し、フィレンツェの手彫りは、完全に職人の手の力だけで彫りを入れ、タガネの角度を細かくコントロールしながら模様を完成させていきます。深く大きく彫るのではなく、繊細な彫りを幾重にも重ねることで、細かくキラキラと煌めく独自の質感が生まれるのです。
以下に掲載しているのは、イタリア・フィレンツェへの留学時代、現地の工房で制作した作品たちです。現在のPONTERIAのジュエリーへと繋がる、すべての原点となった技術と記憶を、ぜひご覧ください。
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