ブランドの想い
作り手の私は、職人の街・イタリアのフィレンツェでジュエリーの制作技術を学びました。 かつてフィレンツェの貴族・メディチ家が愛したジュエリーは、ただ煌びやかな宝石を誇示するのではなく、職人の手仕事から生み出される「地金の細工で魅せる技術」でした。 その基本となるのは、糸鋸を使って地金を丁寧に抜いていく「透かし技法」。 そして透かしのない部分には石留めを施し、さらに枠へと繊細な洋彫りをあしらっていきます。 どこを見ても細やかな装飾で埋め尽くされていること。それこそが、フィレンツェスタイルのジュエリーが持つ最大の魅力であり、圧倒的な美しさです。 しかし、伝統的なフィレンツェジュエリーは、その圧倒的な装飾性と昨今の金価格の急高騰も相まって、どうしても「特別な日のためのハイジュエリー」になりがちです。せっかく魅力的で歴史ある技術を学んだからこそ、飾棚の奥で眠らせるのではなく、暮らしの中で日常的に楽しんでほしい。そう強く思うようになりました。 そこで行き着いたのが、装飾を足し尽くす西洋の美学に加えて、日本人の「余白を慈しむ引き算の美徳」を融合させることでした。装飾をあえて美しく引き算をし、伝統技法の美しさをそのままに、現代のあらゆる装飾や装いにすっと馴染む「日常のジュエリー」へと昇華させるデザインを考案しました。
この考え方を、PONTERIAでは3つのラインで表現しています。
FIRENZE JEWELRY
フィレンツェで学んだ透かし彫りの技術を、そのままの熱量でシルバーに落とし込んだライン。糸鋸で地金を一つひとつ抜いていく手仕事の迫力を、より手に取りやすいかたちでお届けします。PONTERIAの原点であり、これから最も力を注いでいくシリーズです。
DAILY JEWELRY
華奢でどこまでも肌に馴染むジュエリー。装飾に余白を大胆に取り入れ、シンプルだからこそ飽きが来ない長く身につけられることを大切にデザインした、日本の暮らしに寄り添うシリーズです。
BAND RING
フィレンツェジュエリーの枠の部分などに使われる繊細な洋彫りを楽しむためのシンプルな平打ちリング。装飾を削ぎ落としたフォルムだからこそ、フィレンツェ彫りの線の美しさや手彫りの息遣いが際立ちます。フィレンツェの手彫り技法を、日々の指先で気負わず纏っていただけるラインです。
ブランド名であるPONTERIAは、PONTEはイタリア語で「橋」、〜ERIAをつけることで「〜の場所・工房」という意味を持ちます。 フィレンツェの伝統技法とあなたの日常を結ぶ架け橋として、日々の暮らしに心地よく馴染むジュエリーをお届けすることを目指しています。